A2011Bは、Al-Cu系の快削アルミ合金の丸棒です。
少量のPb、Biを添加して切削性を高めた材料で、強度も高く、切削に関しては高速域での自動機切削加工に優れています。
ボリュームスイッチ、バルブなどに広く使われていますが、耐食性に劣るためアルマイト処理を施す場合がありますが、その条件には注意が必要です。
切りくず処理性が従来の鉛入りアルミニウム合金「2011合金」と同等の「CB156」という開発合金があります。
その組成は,ケイ素(Si)が0.4%以下で,鉄(Fe)が0.7%以下,銅(Cu)が4.5~6.0%,亜鉛(Zn)が0.3%以下,ビスマス(Bi)とすず(Sn)を合わせて0.9~2.3%。
従来の2011との違いはPbをなくしSnを添加して鉛フリー材としていることです。
引張強さ420MPa、耐力320MPa。
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