耐食性や冷間加工性に優れることからボルト・リベット接合の構造用材として使われます。
熱処理（T6処理：溶体化処理後、人工時効硬化処理したもの）によって鉄鋼構造材料であるSS400相当の耐力245～250N/mm2以上を得ることができます。

強度も高く、溶接性も良好な材料のためバランスの取れた材料といえます。
用途しては、船舶、車両、陸上構造物、試作用などに用いられます。

代表的な押出用合金。押出性に優れ、複雑な断面形状の形材が得られ、耐食性・表面処理性も良好です。
建築物の内外装用材・家具・ガードレール・高欄・車輌・装飾品・家電製品などに使われます。

通常のアルミにMg、Siを少量添加したもので、高温加工（押出）後の冷却で焼入れ効果が得やすく、一般にT5処理をして使用されております。